18金の確定申告が必要な人は?売却した時の計算の流れと準備

18金の確定申告を確かめるための、18金の品と電卓と書類

当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、日本ジュエリー協会の表示規定、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

18金の品をまとめて売ったあと、『これって確定申告しないといけないのかな』と不安になる方は多いですよね。

結論から言うと、18金のアクセサリーなどは1個または1組が30万円以下なら非課税なので、それだけなら確定申告の対象になる所得は出ません。30万円を超える品を売った時に、計算の流れと申告が要るかどうかを確かめることになります。

この記事では、18金の確定申告が必要になる場面と、国税庁の式に沿った計算の流れ、準備しておく書類をお伝えします。

18金を売りたい人

18金の品を何点か売って、合計するとけっこうな金額になりました。確定申告は必要ですか?

案内役

合計額ではなく、まず1点ずつの金額を見てみましょう。30万円を超える品があるかどうかで、考える順番が変わりますよ。

目次

18金を売って確定申告が要るのはどんな時?

先に結論

確定申告を考えるのは、1個または1組30万円を超える18金の品を売った時です。そのうえで、計算した所得の金額や、会社員かどうかで申告が要るかが決まります。

国税庁のタックスアンサー「譲渡所得の対象となる資産と課税方法」では、生活に通常必要な動産を売った所得は課税されないとしています。ただし貴金属や宝石などで、1個または1組の価額が30万円を超えるものは除く、と書かれています。

つまり、最初に見るのは「30万円を超える品があるか」です。

売った18金の品考えること
1点ずつがすべて30万円以下生活用動産として非課税。この売却の所得は課税されない
30万円を超える品があるその品は譲渡所得の計算の対象。計算の流れを確かめる
会社員で、30万円を超える品がある計算した所得の金額が20万円を超えるかも確かめる

『会社員だから、年末調整で全部済んでいるはず』と思いますよね。国税庁のタックスアンサー「給与所得者で確定申告が必要な人」では、給与を1か所から受けていて全部が源泉徴収の対象の場合、給与・退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超える人は確定申告が必要とされています。

ここでの20万円は「所得金額」の線で、売った金額の線ではありません。給与の年間収入金額が2,000万円を超える人は、それとは別に確定申告が必要です。

住民税の申告は別

横浜市の公式FAQでは、給与以外の所得が20万円以下で所得税の確定申告をしなかった場合、住民税の申告が必要になるケースがあると案内しています(横浜市 よくある質問)。申告先はお住まいの市区町村です。

30万円の線と非課税の考え方は、18金の売却に税金はかかる?生活用動産の非課税と1個30万円の線で詳しく説明しています。

確定申告で使う計算の流れ

30万円を超える18金の品は、総合課税の譲渡所得として計算します。国税庁のタックスアンサー「譲渡所得の計算のしかた(総合課税)」の順番に沿って、式の流れだけを並べますね。

譲渡所得の計算の流れ
  1. 売った金額(譲渡価額)から、取得費と譲渡費用を引いて譲渡益を出す
  2. その年のほかの総合課税の譲渡益と合わせる
  3. 特別控除(最高50万円)を引いて、譲渡所得の金額を出す
  4. 所有期間が5年を超える分は、その2分の1が総合課税の対象になる
  5. 給与など他の所得と合わせて、その年の税額が決まる

税額は、ご自身のほかの所得と合わせて決まるので、この記事では具体的な金額での試算はしません。

取得費・譲渡費用・所有期間の意味

言葉国税庁の説明
取得費一般に購入代金のこと。購入手数料なども含まれる
譲渡費用売るために直接かかった費用
特別控除最高50万円。短期と長期の両方がある時は合わせて50万円まで、短期から先に控除
短期・長期所有期間5年以内が短期、5年を超えると長期

『何十年も前に買った品で、値段なんて覚えていない』という方もいますよね。所得税基本通達では、土地建物以外の資産について、売った金額の5%を取得費として計算してもよいとされています。

18金を売った時の確定申告で使う、譲渡所得の計算の流れの図解
案内役

式の流れが分かると、何を記録しておけばいいかもはっきりします。売った金額、買った時の値段、売るのにかかった費用、持っていた期間の4つです。

申告の前にそろえておく書類

計算に使う数字は、手元の書類から拾うことになります。申告が要るかどうか迷っている段階でも、書類だけは先にそろえておくと安心です。

そろえておきたいもの
  • 売った時の明細(買取計算書)。1点ずつの重さと金額が分かるもの
  • 買った時のレシート・保証書・クレジットカードの明細
  • 受け継いだ品なら、誰からいつ受け継いだかのメモ
  • 売るために払った費用が分かるもの
  • 会社員なら、その年の源泉徴収票

明細を1点ずつの金額で出してもらえるかは、店によって違います。査定の時に「1点ずつの金額が分かる明細をいただけますか」と聞いてみてください。

明細の見方やもらえない時のことは、18金を売った時の明細・買取計算書|もらえない時と保管の仕方にまとめています。

18金の確定申告の前にそろえておく書類を並べた図解
分けて売る、という考え方はしない

線を引くのは「1個または1組の価額」です。1組の品をばらしたり、日を分けたりして申告を避ける、という考え方はおすすめしません。

これから売る方は、まず今の価格で1点ずつ査定してもらうと、30万円を超える品があるかどうかが見えてきます。

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18金の査定額を確かめる

18金の品は、店頭でその日の金相場をもとに1点から査定を受けられます。出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

売るかどうかは、ご自身の使い道と今日の価格で決めてください。

よくある相談:18金を売ったあとの確定申告

Yahoo!知恵袋から、18金の確定申告についての相談を3つ選びました。

質屋で18金のアクセサリーを約410万円で売った。税金はいくら?

「質屋で18金のアクセサリーを合計約410万円で売った。税金はいくらくらいになるのか」という相談です。

案内役

合計額だけでは税額は出せません。まずは明細を見て、1点ずつが30万円を超えるかどうかを仕分けるところから始めましょう。

30万円以下の品は非課税なので、計算に入るのは30万円を超える品だけです。その品について、上の流れで譲渡益を出し、特別控除と所有期間の扱いを当てはめます。

ここまでの数字がそろったら、明細と買った時の記録を持って税務署か税理士に相談すると、税額まではっきりします。

18金の品が300gほどある。確定申告や税金は?

「18金の品が300gほどあり、まとめて売りたい。確定申告や税金はどうなるか」という質問です。

300gあっても、見るのは重さの合計ではなく1点ずつの価額です。1点で30万円を超える品があるかどうかを、売る前の査定で確かめておきましょう。

量が多い時の準備は、18金を何点もまとめて売る時の準備|仕分けと査定の受け方が参考になります。

年間の売却額が50万円を超えても、申告はいらない?

「石付きのアクセサリーは生活用動産なので、年間の売却額が50万円を超えても申告は不要なのか」という質問です。

1点ずつが30万円以下の生活用動産なら、年間の合計が50万円を超えていても非課税の扱いです。1点でも30万円を超える品があれば、その品について計算の流れを確かめてみてください。

よくある質問

18金を売ったら、確定申告は必要ですか?

1個または1組30万円以下の品だけなら、生活用動産として非課税です。30万円を超える品を売った時に、譲渡所得の計算と申告が要るかを確かめます。

会社員でも18金の売却で確定申告が要りますか?

給与を1か所から受けていて全部が源泉徴収の対象なら、給与・退職所得以外の所得金額の合計が20万円を超える時に確定申告が必要です。住民税の申告は別の扱いです。

18金をいくらで買ったか分かりません。確定申告はできますか?

所得税基本通達では、土地建物以外の資産について、売った金額の5%を取得費として計算してもよいとされています。詳しくは税務署に確認してください。

長く持っていた18金は、扱いが変わりますか?

所有期間が5年を超えていれば長期譲渡所得になり、特別控除を引いたあとの2分の1が総合課税の対象です。

まとめ

この記事の要点
  • 18金の品は1個または1組30万円以下なら非課税。まず1点ずつの金額を見る
  • 30万円を超える品は、譲渡価額から取得費と譲渡費用を引き、特別控除最高50万円を引いて計算
  • 所有期間5年超は2分の1が総合課税の対象
  • 会社員は給与以外の所得金額が20万円を超えると確定申告が必要。住民税は別
  • 明細と買った時の記録をそろえ、個別の判断は税務署・税理士へ

18金を売る全体の流れは、18金買取ガイド|今日の1g価格の見方・計算・手数料・税金・売る店の選び方で確認できます。

18金買取.jp

18金買取.jp 編集部

手元の18金(K18・750)の品を納得して手放すために、今日の1gあたりの価格の見方、計算の仕方、刻印とメッキの見分け方、石付き・壊れた品の扱い、手数料、税金、売る店の選び方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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