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親が残した18金の品を前にして、『これは相続の手続きに入るの?』『売ったら税金がかかる?』と迷っている方も多いはずです。気持ちの整理もつかないうちに、決めることが多いですよね。
結論から言うと、18金の相続では「相続財産として考える」「誰が受け継ぐかを決める」「売る時の税金を確かめる」の3つを順番に見ていきます。この記事では、国税庁の書き方をもとに、それぞれで確かめることをお伝えします。
父が残した18金の品がいくつかあります。売る前に、相続のことで何か確かめておくことはありますか?
まずは、18金の品も相続財産の1つとして考えることを押さえておきましょう。そのうえで、誰が受け継いで誰が売るのかを家族で決めておくと、あとが楽になりますよ。
18金の品も相続財産に入る
国税庁は、相続税がかかる財産を「金銭に見積もることができる経済的価値のあるすべてのもの」と書いています。18金の品も、ここに入ると考えておきましょう。
国税庁のタックスアンサー「相続税がかかる財産」には、財産の例として「現金、預貯金、有価証券、宝石、土地、家屋など」が挙がっています。
「金」や「貴金属」を名指しした言葉はありません。ただ、18金の品は売ればお金になる物なので、経済的価値のある財産として考えるのが自然ですよね。原文は国税庁のページで読めます。
相続税がかかるかどうかは、遺産全体の金額などで決まります。18金の品だけを見て判断できる話ではないので、遺産の全体を把握したうえで税務署や税理士に確かめましょう。
相続の時の評価はどう決まる?
『18金の品は、相続の時いくらで見るの?』という疑問もありますよね。実は、18金の品や金地金を名指しした評価の決まりは、国税庁の財産評価基本通達では見当たりませんでした。
一般原則として、通達には「時価」で評価すること、動産は「売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価する」ことが書かれています。具体的な評価の仕方は、税理士に確かめるのが確実です。
誰が受け継いで、誰が売るかを決める
18金の品は、ほかの遺品と同じように、相続人の誰が受け継ぐのかを決めることになります。勝手に1人が売ってしまうと、あとで家族の間で気まずくなることもあるんです。
- どの品を誰が受け継ぐか
- 残しておく品と、手放す品
- 売る場合は、誰の名前で売るか
- 売ったお金をどう分けるか
形見として残したい品があるなら、その希望を先に出しておきましょう。仕分けの進め方は遺品・形見の18金を売る前にすること|仕分けと家族の合意で扱っています。
家族の代わりに店に持ち込む時は、委任状などの準備が要ることもあります。詳しくは家族の18金を代わりに売る|委任状と持ち物を参考にしてみてください。

売る時の税金は、受け継いだ人の譲渡所得で考える
受け継いだ18金を売った時の税金は、売った人の譲渡所得として考えます。1個または1組30万円を超えるかどうかの線は、相続した品にも関係します。
国税庁のタックスアンサー「譲渡所得の対象となる資産と課税方法」では、生活に通常必要な動産を売った所得は課税されません。ただし、貴金属などで「1個または1組の価額が30万円を超えるもの」は除かれます。
目安として、田中貴金属工業が2026年10月20日17時に発表したK18のリサイクル価格(税込・1gあたり)15,214円で計算すると、約19.7gで30万円を超えます。記事執筆日時点の参考値です。
取得費と取得時期は、亡くなった方から引き継ぐ
所得税法60条では、相続(限定承認に係るものを除く)で取得した資産は、受け継いだ人が「引き続きこれを所有していたものとみなす」とされています。
つまり、亡くなった方が買った時の値段と時期を、そのまま引き継ぐ形です。買った値段が分からない時は、売った金額の5%を取得費にできる決まりもあります(所得税基本通達38-16)。
| 確かめること | 相続した18金での考え方 |
|---|---|
| 取得費 | 亡くなった方が買った時の値段を引き継ぐ |
| 持っていた期間 | 亡くなった方が買った時から数える |
| 買った値段が分からない | 売った金額の5%を取得費にできる |
| 所有期間が5年を超える | 長期譲渡所得として、その2分の1が総合課税の対象 |
取得費の考え方は、買った値段が分からない18金の取得費|概算5%の考え方で詳しく扱っています。
相続税を払った人が使えるかもしれない特例
国税庁のタックスアンサー「相続財産を譲渡した場合の取得費の特例」には、相続で取得した財産を一定期間内に売った時、相続税額のうち一定金額を取得費に加えられる決まりが書かれています。
相続や遺贈で財産を取得した人であること、その人に相続税が課税されていること、相続開始のあった日の翌日から相続税の申告期限の翌日以後3年を経過する日までに売っていること、の3つです。適用を受けるには確定申告が必要です。
ページでは対象を「土地、建物、株式などの財産」と書いていて、18金の品を名指しした記述はありません。使えるかどうかは、税理士や税務署に確かめてみてください。
相続税がかからなかった方は、2つ目の要件に当てはまらないので、この特例の話にはなりません。
よくある相談:相続した18金と税金
Yahoo!知恵袋から、相続した金の品と税金についての相談を2つ選んで要約しました。
遺産の18金を、売らずに質入れした場合の税金
「自宅にあった遺産の18金のアクセサリーを、売却ではなく質入れした。税金はかかるのか」という相談です。
質入れは品物を預けてお金を借りる仕組みで、売った時とは話が分かれます。ただ、預けた後の扱いによって変わることもあるので、ご自身のケースは税務署に確かめてみてください。
質入れと売ることの違いは、18金を質に入れるか売るか|質入れの仕組みと向いている人で扱っています。
形見の金の品を売ったら、思ったより大きな金額になった
「祖母の形見の金のアクセサリーを売ったら200万円になった。何か手続きは要るのか」という相談もありました。
『こんなに大きな金額になって大丈夫?』と不安になりますよね。見ることは、品物1個・1組ごとの金額と、取得費・持っていた期間の引継ぎです。
相続税の申告と、売った時の確定申告は別のものですか?
はい、相続税は受け継いだ時の話で、売った時の税金は譲渡所得の話です。両方が関係しそうな時は、まとめて税理士に相談しておくと安心ですよ。
相談する前にそろえておきたいもの
- 受け継いだ18金の品の一覧と、1点ずつの重さ・刻印を控える
- 亡くなった方が買った時の記録や時期の手がかりを探す
- 売る予定の品は、品物ごとの金額が分かる明細で査定を受ける
- 遺産全体のメモと一緒に、税務署か税理士に相談する
まずは手元の品がいくらになるかを知っておくと、相続の話し合いも税金の相談も進めやすくなります。査定の時は、「1点ずつの重さと金額が分かる明細をお願いできますか」と伝えてみてください。
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18金の査定額を確かめる
18金の品は、店頭でその日の金相場をもとに1点から査定を受けられます。出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
税金の全体像は18金を売ると税金はかかる?生活用動産と30万円の線で確認できます。

よくある質問
18金の品は相続財産になりますか?
国税庁は相続税がかかる財産を「金銭に見積もることができる経済的価値のあるすべてのもの」としています。18金の品もここに入ると考え、遺産全体の中で税務署や税理士に確かめましょう。
相続した18金を売ると税金はかかりますか?
売った人の譲渡所得として考えます。1個または1組30万円を超える物が対象になる側で、取得費と持っていた期間は亡くなった方から引き継ぎます。
亡くなった方が18金をいくらで買ったか分かりません。
買った値段が分からない時は、売った金額の5%を取得費にできる決まりがあります(所得税基本通達38-16)。
相続した18金を家族の誰かが勝手に売ってもいいですか?
誰が受け継ぐかを決める前に売ると、家族の間でもめる原因になりかねません。残す品と手放す品、売ったお金の分け方を先に話し合っておきましょう。
まとめ
- 18金の品も相続財産の1つとして考える
- 評価の仕方は名指しの決まりが無く、税理士に確かめる
- 誰が受け継ぎ、誰が売るかを家族で先に決める
- 売った時の税金は、受け継いだ人の譲渡所得で考える
- 取得費と持っていた期間は亡くなった方から引き継ぐ
- 相続税を払った人は取得費の特例を使えるか確かめる
18金を売る前に知っておきたいことは、18金買取ガイド|今日の1g価格の見方・計算・手数料・税金・売る店の選び方にまとめています。







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