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家にある金色の品を売る前に『これ、本物の18金なのかな』と気になること、ありますよね。
親から受け継いだ18金の品があるんですが、本当に18金なのか自信がありません。自分で見分ける方法はありますか?
刻印や磁石で手がかりはつかめますよ。ただ、自分で分かるのはそこまでで、純度を確かめるのは店の検査なんです。順番に見ていきましょう。
結論から言うと、18金が本物かの見分け方は「刻印を見る、磁石を当てる」までが自分でできることです。
その先の純度は、店が比重や蛍光X線で確かめてくれます。
この記事では、自分でできる見分け方と、その限界、店での確かめ方と持ち込み方が分かります。
18金が本物か、自分で見分けられる?
自分でできるのは、刻印を読むことと磁石を当てることくらいです。
どちらも手がかりにはなりますが、本物の18金だと決めることはできません。
まずは、自分でできる確かめ方と、その限界を表にしてみました。
| 確かめ方 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 刻印を見る | K18・750・GPなど、表示されている素材 | 刻印どおりの純度かどうか |
| 磁石を当てる | 磁石につく金属が入っているかの手がかり | 磁石につかない金属との区別 |
| 色や重さの感じ | ほとんど分からない | 純度・素材 |
| 比重を測る | 素材の手がかり | 正確に測るには道具と手順が必要 |
| 店の検査 | 純度(品位) | なし(店ごとに方法は違う) |
『自分で確かめてから持って行きたい』と思うのは自然です。
ただ、自分で分かることには限りがあります。刻印と磁石で見当を付けたら、あとは店で測ってもらう、くらいに考えておくと気が楽ですよ。
状況別に、次にすること
刻印と磁石を見た結果で、次にすることを分けておくと迷いません。
| 刻印と磁石の結果 | 次にすること |
|---|---|
| K18や750の刻印があり、磁石につかない | そのまま18金を扱う店へ持ち込む |
| 刻印の後ろにGPやGFがある | メッキや金張りの品を扱う店か確かめる |
| 刻印が無い・読めない | 刻印の無い品を査定する店を選ぶ |
| 本体が磁石にくっつく | 18金ではない可能性も考えて、店で素材を見てもらう |
| 留め具だけ磁石にくっつく | 本体と留め具を分けて見てもらう |
どの場合も、最後は店で確かめる、という点は同じです。

刻印で見分ける
一番の手がかりは刻印です。
まずは留め具やプレートの裏など、小さな場所を拡大して見てみましょう。
18金を表す刻印
| 刻印 | 意味 |
|---|---|
| K18・18K・18金 | 純金を24とした時の18。金75% |
| 750・Au750 | 千分率で750。K18と同じ純度 |
| 日の丸とひし形の750 | 造幣局の品位証明(ホールマーク)。K18と同等 |
造幣局は、日の丸とひし形の750のマークが付いた金製品はK18と同等と言える、と説明しています。
一方で、「K18」とだけ刻印のある金製品は、造幣局で品位を証明したものではない、とも書いています。
刻印は誰が入れている?
造幣局のホールマークは、貴金属製品を作ったり売ったりしている事業者の依頼を受けて、造幣局が品位を試験し、合格した品に打つものです。
一方で、K18や18Kといったカラットの刻印は、造幣局の証明記号ではありません。造幣局は、カラット表示の刻印はしていないと書いています。
つまり、K18の刻印は品物を作った側の表示です。多くは表示どおりの素材ですが、刻印だけで純度が保証されるわけではない、ということになります。
ホールマークが無くても偽物ではない
『造幣局のマークが無いと偽物なの?』と心配する方もいますよね。
造幣局のホールマークは任意の制度で、マークの無い製品もある、と造幣局自身が説明しています。
マークが無いことだけで、本物かどうかは決まりません。
メッキや金張りの記号に気を付ける
K18の文字が入っていても、後ろにGP(金めっき)やGF(金張り)が付いていれば、18金の品ではありません。
日本ジュエリー協会の表示規定では、GPは金めっき、GFとRGは金張りの記号と決められています。
刻印が小さくて読めない時
刻印はとても小さいので、肉眼では読みにくいことが多いです。
スマホのカメラで明るい場所で撮って、画面で拡大すると読みやすくなります。斜めから光を当てると、文字の凹凸が浮かび上がって見えることもありますよ。
撮った写真は、店に見せる時にも役立ちます。
- 留め具・プレート・内側を拡大して見る
- K18・750・Au750の文字を探す
- 後ろにGP・GF・RGなどの文字が続いていないかを見る
- 刻印をスマホで撮って控えておく
刻印の種類は18金の刻印の種類と意味、メッキの刻印は18金メッキは売れる?で詳しく紹介しています。
磁石で見分ける
次に手軽なのが、磁石を当てる方法です。
金は磁石につかない金属として知られています。
家にある磁石でできるので、刻印を見た後に試してみる方も多いですよね。
ただ、磁石で分かるのは「磁石につく金属が入っているかどうか」だけです。結果の受け止め方を、ここで確かめておきましょう。
磁石につく時、つかない時
日本マテリアルは、金メッキ製品にはGPやGFの刻印が入っていたり、中の金属が磁石に反応したりする特徴がある、と書いています。
ですから、品物の本体が磁石にくっつくなら、金以外の金属が使われている手がかりになります。
ただ、磁石につかない金属もあります。磁石につかないからといって、本物の18金とは言えないんです。
| 磁石の反応 | 考えられること |
|---|---|
| 本体がくっつく | 金以外の金属が使われている手がかり |
| 留め具だけくっつく | 留め具の部品に金以外の金属が使われている可能性 |
| どこもくっつかない | 18金の可能性はあるが、それだけでは決められない |
留め具だけ磁石にくっついたんですが、偽物なんでしょうか?
留め具だけなら、中の小さな部品に金以外の金属が使われていることもあるんです。品物全体が偽物とは限らないので、店で見てもらいましょう。
磁石を当てる時のコツ
磁石は、冷蔵庫に貼るような弱いものより、少し強めのもののほうが反応が分かりやすいです。
品物をテーブルに置いて、上から磁石をゆっくり近づけてみましょう。くっつくか、引き寄せられて動くかを見ます。
本体と留め具・パーツは、分けて当ててみてください。どこが反応したかをメモしておくと、店で話す時に伝えやすくなります。
- 品物を平らな場所に置く
- 本体に磁石をゆっくり近づける
- 留め具やパーツにも別々に近づける
- 反応した場所をメモしておく
留め具だけくっつく時の考え方は18金は磁石につく?でまとめています。
色や重さ、比重で見分けられる?
『本物の18金は色が違う』『ずっしり重い』と聞いたことがある方もいるかもしれません。
色や手に持った感じは頼りない
金色は、メッキでもそっくりに作れます。
日本ジュエリー協会の表示規定でも、表面のめっきや塗装などの色で、ゴールドの色の名前を付けることはできない、とされています。
手に持った重さの感じも人によって違うので、見分け方としては頼りないと考えておきましょう。
18金でも色はいろいろ
『18金なら、どれも同じ色のはず』と思う方もいますよね。
実は、18金でも割金の配合によって色が変わります。日本ジュエリー協会の表示規定には、イエローゴールド(YG)、ピンクゴールド(PG)、ホワイトゴールド(WG)などの色の名前が決められています。
造幣局も、K18WGやK18PGはどれも金が750/1000と説明しています。色が違うからといって、18金ではないとは限らないんです。
比重は素材の手がかりになる
比重は、同じ大きさの水と比べて何倍の重さがあるか、という数字です。
田中貴金属工業は、金の密度を19.32(g/cm3)と公表しています。
18金は金に銀や銅などの割金を混ぜた合金なので、純金とは比重が違います。割金の配合でも変わるので、この記事では18金の比重を1つの数字では書きません。
買取大吉・なんぼや・コメ兵は、比重などを使って貴金属の種類や品位を調べる、と書いています。
自分で正確に測るには道具と手順が必要です。比重の考え方は18金の比重の記事でまとめています。
品物の表面を削ったり、薬品を付けたりすると、品物が傷んでしまいます。
売るつもりの品でも、確かめるのは店に任せましょう。
店は18金が本物かをどう確かめる?
ここが一番知りたいところですよね。
店は、刻印を見るだけでなく、品物そのものを調べて純度を確かめます。
公式サイトに書かれている確かめ方
| 店 | 公式に書かれている確かめ方 |
|---|---|
| 田中貴金属 RE:TANAKA | 係員が目視で品位を確認し、専用の蛍光X線検査装置で品位を判定 |
| 日本マテリアル | 刻印を目視したり、X線分析装置を使ったりして品位を確認 |
| コメ兵 | 専用のX線検査機や比重計などで純度を測定 |
| おたからや | 刻印が無い金属でも、蛍光X線分析装置で金の含有率を測定 |
| 買取大吉 | 比重などで貴金属の種類や品位を特定 |
| なんぼや | 比重など品物の詳細を調べる |
店によって使う方法は違いますが、どこも「刻印だけで決めない」という点は共通しています。
検査にかかる時間
検査の時間は、店や品物によって違います。
田中貴金属工業のRE:TANAKAは、鑑定開始から完了まで約30分と書いています。おたからやは、査定は平均して5分から15分程度と書いています。
なんぼやは、刻印の無い品は比重などを調べるのに少し時間をもらう場合がある、と説明しています。
本物か分からない品を持ち込む日は、時間に余裕を持っておくと安心ですよ。
店から「表面を少し削ってもいいですか」と聞かれたら
店によっては、調べ方について品物に何かをしてよいか、確認されることもあるかもしれません。
その時は、どこをどう調べるのか、品物に跡が残るのかを聞いて、納得してから返事をしましょう。
例えば、こんな聞き方で十分です。
「どの部分を、どんな方法で調べますか?跡は残りますか?」
『聞いたら失礼かな』と遠慮する必要はありません。大事な品なら、なおさら確かめておきたいですよね。
石やパーツが付いている時
石やパーツが付いた品は、18金の部分だけを量って計算する店が多いです。
田中貴金属工業のRE:TANAKAは、宝石や付属品を外してから重さを量り、外した物は返すと書いています。石の価値は評価しないとしています。
一方で、おたからや・なんぼや・買取大吉などは、宝石の価値も査定すると書いています。
石の付いた品は、本物かどうかとあわせて、石をどう扱うかも聞いておきましょう。
結果を聞く時に確かめること
検査が終わったら、結果をそのまま聞いておきましょう。
- 測った結果、どの品位として扱うか
- 18金の部分の重さは何gか
- 1gあたりいくらの単価で計算したか
- 手数料や差し引かれる分があるか
内訳を聞いておけば、別の店と比べる時にも同じ物差しで見られます。
査定で見られる点は18金の査定で見られることでもまとめています。

本物か分からない18金を持ち込む時は
本物か自信が無くても、そのまま持ち込んで大丈夫です。
- 刻印をスマホで撮って、文字を控えておく
- 磁石を当てて、くっつく部分があればメモしておく
- 刻印の無い品やメッキの品を扱う店か、公式サイトで確かめる
- 本人確認書類と一緒に店へ持ち込む
- 「本物か分からない品です」と伝え、純度を調べてもらう
- 純度と重さ、1gの単価を聞いてから売るかを決める
本物じゃなかったら恥ずかしいので、まずは1点だけ持って行こうか迷っています。
その気持ち、分かります。ただ、店は毎日いろいろな品を見ているので、気にしなくて大丈夫ですよ。まとめて持ち込んで、全部の素材を一度に確かめてもらうほうが手間も減ります。
何点かある時は、品物ごとに小さな袋に分けて、刻印の写真やメモを添えておくと、査定がスムーズに進みます。
店ではこんなふうに伝えれば十分です。
「18金だと聞いていますが、本物か分からないので、純度を調べてもらえますか?」
本物の18金と分かった時の計算
本物の18金と分かれば、「K18の1g単価×18金の部分の重さ」で考えます。
田中貴金属工業が2026年10月20日17時に発表したRE:TANAKAのK18リサイクル価格(税込・1gあたり)は15,214円でした。
例えば10gなら、計算すると152,140円です。記事執筆日時点の参考値で、実際の金額は店の当日の単価や手数料で変わります。
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18金の査定額を確かめる
18金の品は、店頭でその日の金相場をもとに1点から査定を受けられます。出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。
査定料無料公式サイトで査定方法を確認する買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。
18金ではないと言われた時
検査の結果、18金ではないと言われることもあります。
それは品物を選んだ人や、譲ってくれた人のせいではありません。昔の品や海外の品は、どんな素材か分からないまま受け継がれることもよくあるんです。
18金ではなかったとしても、その品の思い出が変わるわけではありません。売らずに手元に残す、という選び方もあります。
結果が気になる時は、どこをどう測った結果なのかを聞いてみましょう。偽物と言われた時の考え方は刻印があっても18金ではないことはある?でまとめています。
受け継いだ品、譲ってもらった品の場合
家族から受け継いだ品や、知り合いから譲ってもらった品は、素材を聞いていないことも多いですよね。
その場合も、分かる範囲で「母から受け継いだ品で、素材は聞いていません」のように伝えれば十分です。
由来が分かると、店も調べ方の見当を付けやすくなります。
18金が本物かについて、よくある相談
18金が本物かどうかについては、こんな相談がよく見られます。
刻印って簡単にまねできそうだけど、どうなの?
Au750やK18の刻印があれば本物と思われているけれど、刻印は簡単に作れそうで不安だ、という相談です。
「K18」とだけ刻印のある製品は、造幣局で品位を証明したものではない、と造幣局は書いています。
刻印は品物を作った側の表示なので、目安として見るものです。だからこそ店は、刻印だけで決めずに純度を測っています。
K18とAu750の刻印があり、磁石にもつかない。本物?
K18と、ホールマークのようなAu750の刻印があり、磁石にもつかないけれど本物か、という相談です。
刻印があり、磁石につかないなら、18金の可能性は高いと考えられます。
ただ、どちらも手がかりで、純度を確かめたことにはなりません。売るつもりなら、店で測ってもらえば答えが出ます。
素人が18金を見分けるのは難しい?
24金や18金の偽物は、素人が見分けるのは難しいのか、という相談です。
難しいと考えておいたほうが安心です。色や重さはそっくりにできますし、刻印も目安でしかありません。
刻印と磁石で見当を付けたら、店の検査に任せるのが確実な見分け方です。
リサイクルショップは、どうやって本物か判別している?
インゴットや18金をリサイクルショップが買い取ることがあるが、どうやって本物と判別しているのか、という相談です。
判別の方法は店ごとに違い、公式に方法を書いていない店もあります。
買取店の公式サイトに書かれている方法は、目視、比重、蛍光X線などです。気になる時は、店で「どうやって確かめていますか?」と聞いてみましょう。
よくある質問
18金が本物かを調べてもらうだけでもできますか?
査定だけの相談を受ける店もありますが、田中貴金属工業のRE:TANAKAは買取を前提に鑑定するとしています。店ごとに確かめてみてください。
刻印が無い品は本物ではないのですか?
刻印は擦り減りや修理で消えることもあり、刻印が無いだけで本物ではないとは言えません。店の検査で純度を確かめてもらいましょう。
磁石につかなければ本物の18金ですか?
磁石につかない金属もあるので、それだけでは決められません。手がかりの1つとして考えてください。
色が少し赤っぽい18金は本物ではないのですか?
18金は割金の配合で色が変わり、ピンクゴールドのように赤みのある色もあります。色だけでは本物かどうか決められないので、店で純度を確かめてもらいましょう。
本物か分からない品を持ち込むのは失礼ですか?
失礼ではありません。「本物か分からない品です」と伝えれば、店は純度を調べたうえで査定してくれます。
まとめ
- 自分でできる18金の見分け方は、刻印を見ることと磁石を当てることまで
- K18・750・Au750は18金を表す刻印。GP・GF・RGが続けばメッキや金張り
- 磁石につくなら金以外の金属の手がかり。つかないだけでは本物と決められない
- 色や重さの感じは頼りない。比重や蛍光X線での確かめは店に任せる
- 本物か分からない品も、そのまま伝えて持ち込めば調べてもらえる
18金を売る時の全体の流れは18金買取ガイドで紹介しています。







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