18金の比重とは?査定で水に沈めて量る理由と数値の受け止め方

18金の比重と査定で水に沈めて量る理由を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、国税庁・警察庁・消費者庁・造幣局など公的機関の情報、田中貴金属工業の公表価格、日本ジュエリー協会の表示規定、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

18金の品を査定に出したら、「水に浸けて調べますね」と言われた。何をしているのか分からないと、ちょっと心配になりますよね。

18金を売りたい人

査定の時に、18金の品を水に浸けると言われました。何のためにするんでしょうか?

案内役

それは比重を測るためなんです。空気中と水の中で重さを量ると、品物の素材の手がかりが分かるんですよ。

結論から言うと、18金の比重を測るのは、品物の素材や品位を調べる方法の1つです。

この記事では、比重の考え方と、水に沈めて量る理由、比重で判定が難しい品があることが分かります。

目次

18金の比重とは?

先に結論

比重は、同じ大きさの水と比べて何倍の重さがあるか、という数字です。
金は比重が大きい金属なので、品物の比重を測ると素材の手がかりになります。

田中貴金属工業は、金の密度を19.32(g/cm3)と公表しています。

同じ大きさなら、金は水の約19倍の重さがある、ということです。

18金は、金に銀や銅などの割金を混ぜた合金です。割金は金より軽いので、18金の比重は純金より小さくなります。

18金の比重を1つの数字で書かない理由

『じゃあ、18金の比重はいくつなの?』と思いますよね。

18金の比重は、割金に何をどれだけ使うかで変わります。公的な資料で18金の比重の値を確かめられなかったので、この記事では数字を書きません。

素材比重について分かっていること
金(純金)密度19.32(田中貴金属工業の公表値)
18金金75%と割金の合金。割金の配合で比重が変わる
割金(銀・銅など)金より軽い

店は品物の比重を測って、素材や品位の手がかりにしています。買取大吉は比重などを用いて貴金属の種類や品位を特定する、と書いています。

比重は同じ大きさの水と比べた重さで、18金は純金より小さくなることを示した図解

査定で水に沈めて量るのはなぜ?

ここが一番気になるところですよね。

品物の比重を出すには、重さと大きさ(体積)が要ります。ところが、アクセサリーのような複雑な形の品は、大きさを定規で測れません。

そこで、水に沈めて量る方法が使われます。

空気中と水の中で重さを量る

水に沈めた品物は、押しのけた水の分だけ軽く量れます。

空気中の重さと水の中の重さの差が、品物と同じ大きさの水の重さになるんです。

比重の出し方(考え方)
  1. 品物を空気中で量る
  2. 品物を水に沈めて量る
  3. 2つの重さの差を出す(品物と同じ大きさの水の重さ)
  4. 空気中の重さを、その差で割ると比重になる

比重計は、この計算を機械がしてくれる道具です。コメ兵は、専用のX線検査機や比重計などで金の純度を測定すると書いています。

18金を売りたい人

水に浸けて、品物が傷んだりしませんか?

案内役

金は水に浸けても変わりにくい金属ですが、石や接着した部分がある品は気になりますよね。心配な時は、査定の前に「石が付いていますが、水に浸けて大丈夫ですか?」と聞いてみてください。

比重で判定が難しい18金もある

比重は便利な方法ですが、どんな品でも正確に分かるわけではありません。

石やパーツが付いている品

石や金以外のパーツが付いたまま量ると、比重は品物全体の数字になります。

石の分も混ざった数字になるので、18金の部分だけの比重は分かりにくくなります。

中が空洞になっている品

中が空洞の品は、中に空気が入っています。

空気の分だけ大きさが増えるので、比重は小さく出ます。そのため、比重だけでは判定が難しくなることがあります。

『自分の品が空洞かどうかなんて分からない』という方も多いはずです。見た目では分かりにくいので、気になる時は店に「中が空洞の品でも測れますか?」と聞いてみてください。

修理や異なる金属が混ざっている品

修理でつないだ部分や、留め具などに金以外の金属が使われていると、比重はその分ずれます。

品物の状態比重の出方店の対応の例
石・パーツ付き品物全体の数字になる石を外して量る、別の方法で調べる
中が空洞小さく出る別の方法で調べる
異なる金属が混ざるその分ずれるパーツごとに調べる

なんぼやは、比重など品物の詳細を調べるのに時間をもらうことがあり、貴金属としての扱いが難しいケースもある、と書いています。

比重の結果に納得できない時の聞き方

『18金だと聞いていたのに、違うと言われた』となると、戸惑いますよね。

そんな時は、責めるような言い方ではなく、どう測ったのかを聞いてみましょう。

「比重はどの部分を測った結果ですか?石や留め具は付けたままでしたか?」

「比重のほかに、別の方法でも調べてもらうことはできますか?」

測り方が分かれば、結果に納得しやすくなります。別の店でも見てもらうかどうかを決める材料にもなりますよ。

比重のほかの調べ方

店によっては、蛍光X線の装置で金の含有率を測ります。田中貴金属工業のRE:TANAKAは、専用の蛍光X線検査装置で品位を判定すると書いています。
比重で分かりにくい品は、別の方法で調べてもらえるか聞いてみましょう。

ほかの見分け方は18金が本物か見分ける方法、磁石の反応は18金は磁石につく?で紹介しています。

比重を測った後の18金の買取価格

比重などで18金と分かれば、「K18の1g単価×18金の部分の重さ」で考えます。

田中貴金属工業が2026年10月20日17時に発表したRE:TANAKAのK18リサイクル価格(税込・1gあたり)は15,214円でした。

例えば18金の部分が10gなら、計算すると152,140円です。記事執筆日時点の参考値で、実際の金額は店の当日の単価や手数料で変わります。

比重を測った後に聞いておくこと
  • 測った結果、どの品位として扱うか
  • 石やパーツを外して量ったか
  • 18金の部分の重さは何gか
  • 1gあたりいくらの単価で計算したか

査定で見られる点は18金の査定で見られることでまとめています。

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18金の査定額を確かめる

18金の品は、店頭でその日の金相場をもとに1点から査定を受けられます。出張査定も選べるので、金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

18金の比重について、よくある相談

18金の比重については、こんな相談がよく見られます。

石付きの18金を、査定の時に水に浸けると言われた

18金の台にダイヤの付いた品を査定に出したら、水に浸けると言われて驚いた、という相談です。

比重を測るために、水に沈めて重さを量っていると考えられます。

石の付いた品は、石の分も混ざった数字になります。石を外して量るのか、そのまま量るのかを聞いてみると安心です。

比重計で判定できないと言われ、買い取ってもらえなかった

受け継いだ18金の品を持ち込んだら、比重計で判定ができないと言われて買い取ってもらえなかった、という相談です。

中が空洞の品や、パーツが付いた品は、比重だけでは判定が難しいことがあります。

その時は、蛍光X線など別の方法で品位を調べる店で見てもらう、という選び方もあります。

18金のはずなのに、比重が22金の数字になった

18金の品の比重を測ったら、22金に近い数字になったのはなぜか、という相談です。

比重は品物全体の平均の数字なので、混ざっている物や量り方でずれることがあります。

比重の数字だけで品位を決めずに、店で別の方法でも確かめてもらいましょう。

自分で比重を測る時は

家庭用のはかりでは、小さな品の重さの差を正確に量りにくいことがあります。
自分で出した数字で18金かどうかを決めずに、手がかりとして見ておきましょう。

比重で判定が難しい18金の品と、店での確かめ方をまとめた図解

よくある質問

18金の比重は何で決まりますか?

金が75%であることに加え、残りの割金に何をどれだけ使うかで変わります。そのため、18金でも品物によって比重は少しずつ違います。

比重を測るのに時間はかかりますか?

品物によって違います。刻印の無い品や形が複雑な品は、調べるのに時間がかかることもあります。

比重を測る前に、品物を洗っておいたほうがいいですか?

汚れがひどい時は柔らかい布で軽く拭く程度で十分です。石や接着した部分がある品は、無理に洗わずそのまま持ち込みましょう。

比重を測っただけで、18金かどうか分かりますか?

手がかりにはなりますが、石や空洞があると判定が難しくなります。店によっては蛍光X線など別の方法も使います。

まとめ

この記事の要点
  • 比重は、同じ大きさの水と比べて何倍の重さかを表す数字
  • 金の密度は19.32で、18金は割金が混ざるので純金より小さくなる
  • 18金の比重は割金の配合で変わるので、1つの数字では言えない
  • 査定で水に沈めるのは、複雑な形の品の大きさを出して比重を測るため
  • 石付き・空洞・異なる金属が混ざる品は、比重だけでは判定が難しい

18金を売る時の全体の流れは18金買取ガイドで紹介しています。

18金買取.jp

18金買取.jp 編集部

手元の18金(K18・750)の品を納得して手放すために、今日の1gあたりの価格の見方、計算の仕方、刻印とメッキの見分け方、石付き・壊れた品の扱い、手数料、税金、売る店の選び方を、公的機関の情報と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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